pH3.5以下、アスコルビン酸が10〜15%配合されているビタミンCアンプル、または美容液を使っている場合は、肌の保護に役立つ有効成分を併用することもできる。ビタミンCを使わない日に専門家が使用をおすすめするのがナイアシンアミドだ。サンタマリーナによると、抗酸化作用があるナイアシンアミドは肌のトーンを均一に整えることもできる。おまけにあらゆる肌タイプと相性が良く、抗炎症作用もあると言われている。
実は万人向けではない
人気のスキンケア成分であるビタミンCだが、実はすべての人に合うわけではない。しかし、似たような効能を持つ抗酸化成分は他にもある。「ビタミンCの評判が良いのは無理もないです。しかし、その評判故か、自分に合っていないのに使い続けることにこわだる人がいます。もちろん、さまざまな配合で試してみるのもありですが、私は肌にもっと合った別の有効成分を見つけることをいつも提案しています」とサンタマリーナ。
Sybarite Beauty & Medial Expertsの院長で、フェイシャリストのアンドレア・デ・アラウージョもビタミンCを使うことに固執しないよう説いた。アラウージョ曰く、ビタミンCはわずかな角質除去効果があるため、保湿ケアをしなければ肌にダメージを与えてしまうと言う。そしてサンタマリーナ同様、彼も他の成分を代わりに使用することを勧める。「刺激がなく、抗酸化作用がある成分は他にもたくさんあります。例えば、オトギリソウエキスやハマメリス(マンサク)エキス。セイヨウオトギリソウの葉は抗酸化物質が豊富で、肌を保湿、修復しながらアンチエイジング効果をもたらします。ハマメリスエキスは肌の保護に良いとされているタンニンやフラボノイドを含んでいます」
使うなら朝? それとも夜?
ビタミンCは朝塗るというイメージが定着しているが、朝と夜両方のスキンケアに取り入れることで得られるメリットがある。優れた抗酸化物質であるビタミンCは、朝使えば紫外線によるダメージから肌を守ってくれるとサンタマリーナは説明。「15%のアスコルビン酸とビタミンEと組み合わせれば、日焼けの発生が半分以下に抑えられることがわかっています。また、ビタミンCは肌を都市部の大気汚染からも守ってくれます。さらに、レーザー後の肌の回復を手助けするとされているので、フラクショナルレーザーを受けた後などは、1日2回塗ることをおすすめします」とアドバイス。
変色したら捨てどき
ビタミンCの最大な難点はその安定性だ。つまり、非常に安定された状態で配合されていない限り、すぐに酸化してしまう。「オレンジ色に変わっていたら、それは酸化しているサインです。茶色になっていたら捨てどきです」とデ・アラウージョ。
ビタミンCは何歳から使うべき?
サンタマリーナは25歳頃から使い始めることを勧めている。「コラーゲンを分解する酵素が増殖し始めるのがこの時期で、良質なビタミンCはコラーゲン合成の促進をサポートします」
肌の保護にトーンアップ、さらには整ったキメ。毎日でなくても、ビタミンCにはやはりうれしい効果が多いようだ。
Text: Ana Morales Adaptation: Anzu Kawano
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