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Sunday, April 4, 2021

スキンケアの味方、「ビタミンC」配合の美容液は敏感肌には刺激的? - ハーパーズ バザー・オンライン

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repeated orange on the pink background

Yulia ReznikovGetty Images

ビタミンCにできないことなんてある? 

肌へのメリットは絶大だ。抗酸化成分は色素沈着を薄くし、小じわを目立たなくし、肌全体の輝きを増す。その効果は、搾りたてのオレンジジュースを飲んで体の内側から輝いた気分になるのと似ている。

とはいえ、優れたスキンケア成分は能力が高い。だからこそ、ビタミンC処方があまり効果的ではない人もいる。敏感で反応しやすい肌の人には、特定のビタミンC処方は衝撃的なほど刺激があり、乾燥やピーリング(皮膚の剥離)、赤みにつながる場合があるのだ。

だが、だからといって直ちにビタミンCセラムやモイスチャライザーを捨ててしまう必要はない。Klurの創業者レスリー・ソーントンによると、結局はスキンケアルーティンの最中に、肌にどんなことが起こるかという化学反応次第だという。

なぜ、ビタミンCセラムの中には刺激が強いものがある?

「化学反応が大いに関係しています。製品の処方のpH(ペーハー)と肌のpH、その2つの関係性によるのです」とソーントン。

「敏感肌の人にもっとも刺激的なビタミンCのタイプは、脂溶性アスコルビン酸(L-AA/Lアスコルビン酸)です。L-AAを水のなかで安定させるには処方のpHを非常に低くしなくてはなりません。つまり、非常に酸性度が高いpHだと最大限に安定するのですが、肌との親和性を制限してしまいます。そのため、角質ケアの特性を高め、バリア機能を弱めてしまい、敏感肌の人の多くは、皮膚が剥けたり赤味が出たりなど副反応(拒否反応)を起こすのです」。

なんだか、ちょっと化学の授業のよう…。つまり、ビタミンCが有効なほど、敏感肌には刺激が強くなるというわけだ。他に、はじめは有効に思えた要因や成分で影響が増幅する場合もあるという。

「有効成分の割合が高い製品のほうが、より刺激が強いですね」とGoldenberg Dermatologyのクリスティーナ・ゴールデンバーグ医師。

「フルーツ酸(AHA)など他の酸性成分と組み合わせた製品は、より刺激が強いと言えます」。

刺激を防ぐには?

簡単に言うようだが、ビタミンCというスキンケアのパズルの重要なピースは、理想的な肌になるための近道だ。パワフルな成分として扱って、ルーティンに徐々に加えていくなら、どんなビタミンCでも問題はない。

「ビタミンCの濃度の低い製品から始めて、徐々に高めていくことは可能です」とSkinCeuticalsの共同皮膚科医キム・ニコルス医師

「10%程度の低い濃度のセラムから始め、肌が慣れていくに従って15%から20%とあげていくのがオススメです。まずパッチテストをしたり、1週間に2〜3度使用してみることから始めたりするのがベストですね」

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L-AAが肌に有効でない場合は、他のタイプのビタミンC(ビタミンC誘導体)を調べてみるのもいい。ソーントンは、アスコルビルリン酸Naや、アスコルビン酸テトラヘキシルデシルなどを提案するが、ニコルスもソーントンも敏感肌にはリン酸アスコルビルMgを勧める。

ソーントンは、リン酸アスコルビルMgは水の中でかなり安定を保つと言う。

「つまり、ベトつかず、よりエレガントな処方になる」が、一方では比較的弱い誘導体だということ。

「とはいえ、研究から、コラーゲン生成を促進するL-AAのメリットはあることがわかっており、ビタミンC誘導体で、ビタミンCの代わりとなる穏やかな成分に興味のある人には選択肢としてアリです」。

自分の肌が他の人と比べて刺激に反応しやすい理由

最後に覚えておきたいことは、敏感肌ではなくても思いがけず刺激を受けることがあるということ。ビタミンCが肌に炎症を起こす理由には3つの原因が可能性として考えられるとソーントンは指摘する。

肌のバリア機能が弱いこと、肌がpH値の極端な変化に対処しきれないのかもしれないこと、塗布した後に十分素早くpH値を再調整できず、デリケートなシステムを混乱させてしまうことだ。

では、自分の肌の反応を予測したり、赤味や炎症の原因を見つけたりするにはどうすればいいのだろう? それは、親切な皮膚科医に聞くことだ。

「スキンケアルーティンで、肌が何らかの炎症を起こした場合は、公認皮膚科医を訪ね、炎症の原因を絞り込んでもらうのがベストです」とニコルス。

そうすれば、高価なアイテムにお金を使う前に、どのタイプのビタミンCが自分の肌に最適か、より詳細に判断できるのだ。

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Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR.com

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