何年前までだっただろうか? 「男が化粧する何てクレイジー!」なんて言われていた、そして自分が言っていた時代は……。今コンビニのシャンプー売り場などを見れば一目瞭然。全身のアブラを拭くペーパーなどを先頭に、男性用の化粧水や乳液、除毛剤、果てはファンデーションまである。
そこに登場したのが、パナソニックの「スキンケアシェーバー ラムダッシュ」。リニアモーター搭載の深剃りでおなじみの「ラムダッシュ」シリーズながら、イオンの力で化粧水を浸透させながらシェービングできる! というかなりイロモノ(笑)と思っていた。
化粧水をイオン(電気)の力で肌に浸透させるシェーバーなんて今までにないから、かなり色メガネで見てしまいがち。しかし女性用のビューティー家電では、各社からいろんなモデルが販売され、「お肌プルプル」だの「しっとり長持ち」だの、ファンデーションのノリがいいだの、とにかく高評価を受けている。
そこで筆者のオッサンの枯れた肌、とはいえ脂ギッシュでスキンケアなんてやったことない肌にも有効なのかを、実際に使って調べてみた!
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | スキンケアシェーバー ラムダッシュ(3枚刃) ES-MT21 |
直販価格 | 29,000円(税込) |
ラムダッシュらしからぬデザインの理由とは!?
このシェーバーの特徴は、なんと言ってもこれまでのパナソニック(ラムダッシュ)らしくない、いやシェーバーらしからぬデザインだろう。持ち手は円筒になっており、自立させることも可能だ。
付属の充電台も円筒デザインが基本になっている。通常のシェーバーなら、手になじむようなエルゴノミクスデザインになっているが、本機は丸い形状を多用。メーカーによると、化粧水などのビンと一緒に並べたときに統一感があるデザインにしたという。
カラーもグレーで「らしからぬ」感があるが、個性や主張の激しい化粧水のビンのデザイン性を崩さないシンプルなものだ。
なお充電は充電台に差しても行なえるが、直接本体底面にあるコネクタに充電器をつなげることもできる。
このシェーバーだけの特徴は、スイッチ側につけられた「イオンプレート」だ。チタンでできているとのことで、横から刃のある天まで延びている。
普通のシェーバーとして使う場合は、電源ボタンを押すだけ。これで3枚刃の他のラムダッシュと同様に、リニアモーターで素早く深剃りできる。
化粧水を浸透させながらシェービングするには、まず化粧水を肌にサッと塗って、電源ボタンの次に「ION」ボタンを押す。強弱2モードあるので、好みで設定すればいい。
「WARM」ボタンは、イオンプレートを温めるボタンで、こちらも強弱2モードがある。冬の寒い日にプレートがヒンヤリするのがイヤなときに使うといい。なお「WARM」ボタンは、化粧水の浸透には影響しない。
あとはイオンプレートが肌に当たるように、シェービングするだけでいい。ヘッドは比較的軽く左右に動くので、顔への追従性もいい。これで化粧水を角質内に浸透させながら、朝の髭剃りは終わりだ。
ただ注意点が1つ。実はグリップ部分にも金属分があり、ここに手が触れていないと、電気浸透流の効果が得られない。つまりイオンプレートが顔に触れて、その電気が手を通してシェーバーのグリップに流れる必要があるのだ。
「イオンプレート」→「顔」→「手」→「グリップのプレート」→「イオンプレート」
という回路に電気が流れ、その効果により化粧水が肌の角質層に浸透する仕組み。だから手袋をはめてシェービングしたり、逆手で持ってプレートの逆に触れてしまうと効果が得られない。手のひらがグリップのプレートに触れるようにして使おう。
「なになに!? じゃあ、感電してるの?」と怖くなる人もいるかも知れないが、感電や痛みはまったく感じない。肩こりの低周波治療器のチク! っと差す感じもない。
実際には弱で電圧3.6V、強で8Vが高速でON/OFFされ、電流も弱で40μA、強で90μA程度しか流れていないようだ。
もちろんトリマー機能も付いているので、スライドスイッチでトリマー刃を起こせば、もみ上げや眉などのカットも自在にできる。
しっかりスキンケアするならイオンケアモードで念入りに
「スキンケアなんか不要!」「スキンケアなんかに時間をかけてられるか!」と思いつつ、このシェーバーを使っていると、明らかに変わってくる肌の変化に驚く。そして比較的時間がある土日ぐらいなら、顔全体をスキンケアしてアンチエイジングを目指したくなるから不思議だ。
そんなときに使えるのが、イオンプレートの広い面。シェーバーのときは、天面の狭いイオンプレートしか使えなかったが、「イオンケアモード」を使うと、シェーバーの刃は動かずイオンプレートのみ有効になる。
シェーバーのときと同様に「ION」ボタンを押すと強弱とOFFが切り替えられる。また同時に「WARM」ボタンでプレートを温めることも可能だ。
あとは化粧水や乳液などを肌にサッと塗ったあと、イオンプレートの広い面で1箇所につき2~3秒ほどを目安に当てていけばいい。忘れちゃならないのが、グリップのプレートにしっかり手のひらを当てること。
あごから始め、ほほ、目の下、鼻の脇、鼻筋、おでこと、下から上に向かってゆっくり動かしていくといい。また化粧水などが含まれたシートマスクの上から、イオンプレートを当てて浸透させることも可能だ。
化粧水の効果!? イオンの力で脂ギッシュ顔の予防にも!
そもそも化粧水をつけると、何もしていないときに比べ「男にとって何かいいこと」があるのか? という疑問を持つ人もいるだろう。そこで、1週間にわたり顔半分のみ化粧水を使い、残りの顔半分は放置するという実験をしてみた!
実験結果を数値化するために使ったのは、3,000円ぐらいで購入できる「スキンチェッカー」。単位はないが、肌の水分量と弾力、そして油分を数値化してくれる。さらに総合的に見て、肌年齢も表示してくれるというものだ。
さて1週間実験した結果の平均値を取ってみた。
このグラフを解析してみると、化粧水を使って水分補給した肌は弾力を持つことが分かる。エアコンにさらされると「午後には肌はカサカサ。掻いたりしても粉が出ない!」。
しかもおでこは、午後になると脂ギッシュになって、アルコールのウェットシートで拭っている男性をよく見かけるが、あまり脂ギッシュにならないのだ!
そして総合的に判断された肌年齢は、以下の通り。
化粧水でスキンケア | 25.7歳 |
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お手入れなし | 28.9歳 |
おー! だいたい3歳差になるという結果になった。今回は化粧水だけだったが、乳液、美容液、シートマスクなどを使ったスキンケアでも効果が出そうな感じだ。
続いて実験したのは、朝にシェーバーを使い化粧水を電流浸透させた顔半分と、単純に手で化粧水を塗りこんだ顔半面の違いだ。測定は6時間後に行なった値で1週間の平均値となっている。
グラフから読み取れるのは、何もスキンケアしないよりは、手で化粧水を塗りこんだ方がいいという点(そりゃそうだ)。加えてさらにイオンプレートで電気浸透させると、自然浸透より効果が持続するという点。
さらに次のグラフは、イオンプレートを使った電気浸透の場合と自然浸透の場合で、化粧水塗布直後と6時間後の数値をグラフ化したもの。
水分、弾力ともに6時間後の測定値の方が高く、電気浸透したほうがより長時間水分と弾力と持った肌になっていることが分かる。さらに塗布直後と6時間後では、だんだんと差が開いている。時間が経つほど、効力が解離するようだ。
このグラフは油分と肌年齢を示している。電気浸透すると油分が増加しにくくなるので、午後もサラリとした顔のまま好印象を与えるだろう。総合的な肌年齢は、電気浸透した場合と自然浸透との場合では、6時間で電気浸透の方が1歳若く見えるという結果になった。
スキンケアが当たり前の20代も、アンチエイジングが気になる40歳以上にもオススメ
これまで化粧水などとはまったく無関係だった筆者だが、シェーバーの一機能として付いているので、「やってみようかな?」というきっかけを作ってくれた。
20代ならスキンケアは当たり前という人も多いはずなので、本製品はオンリーワンの機能でオススメだ。また30、40歳以上で「男が化粧水!?」と抵抗を持つ方にも、脂を抑えていつまでも若くありたいという人も一度使ってみる価値はあるだろう。
今年の父の日は過ぎてしまったが、男の化粧に抵抗がある30代以上のお父さんへの、最高の父の日のプレゼントもしくは誕生日プレゼントになるのは間違いない。
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July 01, 2020 at 06:00AM
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