繊維専門商社のジャパン・イースタン・トレード(愛知県稲沢市、田川茂昭社長)はオリジナルスキンケアブランド「FFAS」(エフエフエーエス)の販売を本格化する。8月からはEXILE、三代目Jソウルブラザーズの岩田剛典さんをアンバサダーに起用し、知名度アップに注力。来年には海外販売の構想もある。
(森田雄也)
FFASは肌の原点を考え、再生医療から着想したエイジングスキンケアアイテムを企画する。希少価値の高い純日本製のヒト幹細胞培養液を使用し、またノーベル生理学・医学賞受賞理論である「オートファジー」にも着目。肌にたまった老廃物を分解し、健康な状態に保つオートファジー機能の活性化を促進し、デトックスから保湿、抗酸化、バリア機能までを有する整肌成分、通常の1750分の1サイズの超低分子ヒアルロン酸「HA-4」などが特徴だ。
アイテムではユニセックスで使えるオールインワンゲル(税込み1万4850円)やローション(6930円)のほか、女性用のセラム(1万3200円)やクレンジング(4400円)、エッセンスクリーム(1万6500円)など幅広く展開する。
岩田さんをブランドアンバサダーに起用し、男性客を取り込むとともに、岩田さんの女性ファンにもアピールを強めて顧客化を狙う。ターゲットは30~70代を想定する。対象商品を購入した人には、限定ポーチやトレーディングカード、オンライントークイベントへの招待が特典として付くキャンペーンも開催している。8月28日~9月3日は、名古屋駅周辺で岩田さんが登場するウェブCMをデジタルサイネージ(電子看板)などで流し販促を強める。さらに美容家ユーチューバー、森のニーナさんによる商品説明動画なども撮影し、販促として活用する。さらに他の美容家インフルエンサーも起用し、消費者へのアピールを強めていく。
従来の卸販売に加え、8月からはEC販売をスタートした。さらに9月からはJR名古屋高島屋の3階化粧品売り場で1カ月間、期間限定店を出す。日本で知名度を高め、1年後には台湾や韓国、香港など海外市場での販売も視野に入れる。
ブランドの売り上げ目標は年間8000万円(卸価格と小売価格の合算)、5年後には国内・海外販売を合わせて5億円を目指す。
FFASブランドの立ち上げは17年。縁があって知り合ったコスメ関係の専門家を通じて、約10カ月をかけて開発。それをグループ会社のFFASが百貨店の期間限定店や美容院への卸販売などを通じて販売し、少しずつ売り上げを増やしてきた。ただ、スキンケア用品は新規参入が比較的多く、競合も激しいことから、売り上げが伸び悩んでいた。今回アンバサダー起用を起爆剤に、売り上げを高めていく。
卸販売はFFAS、EC販売はジャパン・イースタン・トレードがそれぞれ行っていく。
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