毎日の肌の手入れやバスタイムに欠かせない、スキンケア、ボディケア、ヘアケア、ソープなどを総称するパーソナルケア製品。生活排水として川や海へと流れ、自然や生態系に影響を及ぼす可能性があることから、製品に含まれる成分には環境に負荷をかけない素材を使用することが求められる。なかでも、土や川、海などの自然環境のなかで微生物などによって無機物へと分解される「生分解性」の物質であることは、環境負荷が低いといえるひとつの指標になっている。
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そこでコスメなどの原料メーカー「林原」は、自社で開発、製造、販売を行っているパーソナルケア素材7種すべてにおいて、「生分解性」であることを証明することができた。分析は外部委託し、国際的な試験機関であるOECD試験ガイドライン(※)に基づいて行われ、60%以上が生分解される場合その物質は環境中で速やかに分解される、すなわち「Readily biodegradable(易生分解性)」であると判定された。
「林原」のパーソナルケア素材7種
- AA2G®
- アルファグルコシルヘスペリジン
- グルコシルナリンギン
- トレハロース(化粧品用)
- 化粧品用プルラン
- リセナーレ®
- トルナーレ®
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岡山を拠点に今年創業140周年を迎える老舗メーカーである「林原」の素材は、国内外の多くの化粧品会社で広く使用されており、私たちが日ごろ愛用しているスキンケアコスメにも含まれているかもしれない。引き続き、サステナブルな素材の開発や製造への取り組みに注目したい。
※OECD試験ガイドライン:OECD Guidelines for the Testing of Chemicals, No. 301F, July17, 1992)
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問い合わせ先/林原 086-224-4315
からの記事と詳細 ( スキンケアやバス製品に含まれる成分の生分解性を証明。「林原」のサステナビリティへの取り組み - ELLE JAPAN )
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