大質量「赤ちゃん星」周辺環境明らかに 国立天文台水沢、日韓共同観測で
大質量原始星(中央オレンジ色の部分)から噴出するガスを捉えた画像(国立天文台提供)
岩手県奥州市の国立天文台水沢VLBI観測所は、太陽の25倍以上ある大質量の「赤ちゃん星」周辺の環境を、日韓共同観測で明らかにしたと発表した。2015年に始めた星形成研究の初めての成果で、大質量星の誕生メカニズムを解明する第一歩と期待される。
地球から約1万6000光年離れた「たて座」方向に生まれた原始星を、日韓の共同観測網「KaVA(カバ)」と、チリのアルマ望遠鏡で観測した。
上下に釣り鐘状に噴き出すガスと、周辺を回転するガスが観測され、太陽のような小質量星と似たメカニズムで生まれることが確認された。
大質量星は太陽の8倍以上の質量がある恒星。燃え尽きて超新星爆発を引き起こし、新たな星の誕生、銀河の進化に重要な役割を果たす。誕生頻度が少ないため解明が進んでおらず、今後、中国やタイを含めた東アジア観測網で研究を発展させる。
中心となって発表内容をまとめた韓国人留学生の金廷河さん(総合研究大学院大学)は「韓国と日本が力を合わせた研究で成果を出せてうれしい」と話す。日本の研究者代表の広田朋也助教(水沢VLBI観測所)は「重い星の誕生メカニズムが分かれば、宇宙にどのくらい星があるかも分かってくる」と意義を語る。
成果は米専門雑誌アストロフィジカル・ジャーナルに掲載し、国立天文台水沢のホームページでも公開している。
2020年08月22日土曜日
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