米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が現職のトランプ大統領を破り勝利した。約11万人を対象としたAP通信の有権者調査では、学歴による投票先の違いが顕著に見られ、とりわけ大卒以上の投票先はバイデンが57%で、トランプの41%を大きく上回った(〈1〉)。マイケル・サンデルは、この大きな分断線が生まれた原因を「革新派の政治家がグローバル化に対応するにあたってメリトクラシー(能力主義)の文化を持ち上げてしまったせい」と語る(〈2〉)。
起業家の慎泰俊もこの議論に同意する。慎によれば、先進諸国で広まるメリトクラシーには、①資本主義社会では経営トップや創業社長などの「能力がある人」に極端に富が集中する、②現代社会は保有する富の大きさがあたかも人格的な優越までも示唆するかのように設計されている、という二つの穴があるという(〈3〉)。構造的に「優秀」で「能力」と「分別」がある人間ほど傲慢(ごうまん)になりやすく、非エリートとの溝が深まっていく。社会的な動物である人間は蔑(さげす)まれながら生きることは難しいため、非エリートは何らかの“拠(よ)りどころ”を探さねばならない。1世紀前ならばナショナリズム、今であれば「論理的思考」「科学的な思考」「ポリティカル・コレクトネス」の破壊がそれに当たるというのが慎の見立てだ。
脱・トランプ主義へ。メディアに期待する役割を津田大介さんが論じます。
政治的なイデオロギーよりも経…
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