Rasi: 新穂高ロープウェイで夜間「観賞便」始まる満天の星と北アが共演

Wednesday, August 19, 2020

展望台から北東の方角に満天の星と穂高連峰を望む＝高山市奥飛騨温泉郷神坂の新穂高ロープウェイ西穂高口駅で

　高山市奥飛騨温泉郷神坂の新穂高ロープウェイで、夏の夜間運行「星空観賞便」が始まった。終着点の西穂高口駅（標高二、一五六メートル）屋上展望台から、雄大な北アルプスとともに満天の星を望むことができる。二十三日まで。

　七月にリニューアルした日本唯一の二階建てゴンドラで、しらかば平駅（同一、三〇八メートル）と西穂高口駅をつなぐ。運行は二十分間隔で、上りは午後七時から八時二十分まで。下り最終便は午後九時。展望台ではスタッフによる星の解説や、記念撮影も随時実施している。

　十八日夜は好天に恵まれ、夏の大三角形やさそり座、北斗七星などの星座が出現。観光客らは目当ての星を見つけては、歓声を上げていた。

　ロープウエーを運行する奥飛観光開発（同市）の小沢秀彦営業推進部長（４４）は「標高が高くて明かりがなく、日常では見られない数の星を見ることができる」と話した。

　しらかば平−西穂高口の往復料金は中学生以上二千九百円、小学生千四百五十円。星空観賞便は十月十七〜二十一日、十一月四〜八日にも実施される。（横田浩熙）

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