ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS以下、UA)は今夏、化粧品事業に本格参入し、オリジナルスキンケアブランド「ジュース(JUICE)」を立ち上げた。製品ラインアップは、肌や髪に使えるマルチオイル2品とリップや、ハンド・ボディーケアに使えるバーム、ボディークリームの4品6種(1800~9000円)。10月上旬にはボディ―スクラブとボディーウオッシュを追加する。7月10日からUAの原宿本店、青山ウィメンズストア、六本木ヒルズ店、エイチ ビューティ&ユースと公式オンラインストアで販売し、9月下旬から取り扱い店舗を拡大する。 【画像】ユナイテッドアローズがオリジナルスキンケア開発 ヤブ椿を使用した、ジェンダーフリー設計
新ブランド「ジュース」は、3年をかけて開発。“真心と美意識のある明日をつくり、生活文化のスタンダードを創造し続ける”という経営理念のもと、美容はファッションの一部であるとの考え方からオリジナルコスメを開発した。ブランド名は“フレッシュなジュースを飲むことで肌が生き返るように”との思いに由来する。コンセプトは“肌と心の両方を満たすスキンケア”を掲げ、ヤブ椿オイルを中心に精油など厳選した原料を使用して、感性に訴える香りと心地よいテクスチャーによって洗練されたナチュラルケアとラグジュアリーな肌体験を提供する。
キー成分の椿オイルの原料となるヤブ椿は佐賀県加唐島に自生する日本原種のカメリア・ジャポニカ種を使用。種から採れるオイルは皮脂の主成分と同じオレイン酸やビタミンEなどの美容成分を多く含み、高い保湿力がある。マルチユース性とジェンダーフリーにこだわり、気分や用途によって誰でも簡単に重ねづけやコーディネートを楽しめる処方を採用した。ボトルデザインは椿をイメージした深い緑を取り入れ、外国人客も意識して成分表示などを英字で印字した。
また生産・製造過程ではサステナビリティを重視。農薬や肥料、除草剤などの化学成分を使用していないクリーンな土壌の原生林で育ったヤブ椿の実を島民が一つ一つ手摘みし、選別から搾油まで全て手作業で行い、搾りかすは肥料として土地に戻し循環させている。また高齢者が多い同島とパートナーシップを組むことで、地元の雇用創出と産業の発展に貢献するほか、島内で椿の植樹を行うなど持続可能な資源確保に向けた取り組みも行う。
これまでUAは、国内外からセレクトしたスキンケアやヘアケア、キャンドルなどを展開してきた。「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」ではオリジナルの香水を販売していたが、本格的にオリジナル化粧品を開発したのは初めて。
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July 31, 2020 at 03:00PM
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