県医師会で新型コロナウイルス感染症対策を担当する星北斗副会長(56)=星総合病院理事長=は県内での感染者の急増を見据え、1カ所の病院に患者を集中させ、その病院に感染症に詳しい医師や看護師を集めて対応する方法を検討するべきだと提言した。福島民友新聞社の取材に応じた。
県内では感染経路が不明な患者が確認され、感染者数が拡大する恐れも出てきた。星氏は大都市に比べ医療資源の乏しい本県では医療従事者だけでなくマスクなど衛生材料も含め1カ所に集中させることが、「医療崩壊を招かない方法」と述べ、県などと議論を進めていく考えを示した。
感染者が入院可能な県内の病床は感染症指定医療機関、一般の医療機関合わせて52床ある。星氏は感染経路が分からない感染者が確認されている現状を踏まえ「そう遠くない将来、今ある感染症病床では間に合わなくなる可能性がある。どう受け入れていくか待ったなしで具体的な議論をしなくてはいけない」と対応を急ぐ必要性を強調した。
本県は、医療機関で働く10万人当たりの医師の数が204.9人と全国41位(2018年)にとどまり、医師不足が深刻だ。星氏は、通常の医療も担う病院がそれぞれ感染者にも対応するのは「医療従事者の負担が大きい」と指摘。重症者の治療に使う人工心肺装置を運用するためには専門の技術を持つ人材を集める必要があることや、医療従事者の感染防御を徹底しなければならないことも触れ、「感染者の集中受け入れが、少ない医療資源でも何とか医療崩壊を招かない方法だといえる」と話した。
その上で「ある病院で集中的に受け入れを始めた時、そこに入院している別の病気の患者たちをどこに転院させるか、その病院に集まってもらう医療従事者を誰にするかなど、いろいろ決めなくてはいけない時期だ」と語った。県民に向けては「行動の自粛で大半の感染は防げる。自分の行動の記録を付けることも必要かもしれない」と述べた。
"星" - Google ニュース
April 05, 2020 at 07:34AM
https://ift.tt/34btOAo
医療崩壊防ぐ!患者、医師、資材1カ所に 県医師会・星副会長 - 福島民友
"星" - Google ニュース
https://ift.tt/33RTsIM
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment